NISAでETFを活用するときの注意点は下記の通りです。
インデックス投信とETF、そのメリットとデメリットとは?
書店で一番売れているETF本の最新版、 『改訂新版 ETFはこの7本を買いなさい』(朝倉智也著)が、2月16日に刊行された。 投資先進国米国で、ほぼ毎年のように2桁成長を続けている注目の金融商品ETF(上場投資信託)。 現在の純資産残高は約683兆円。一方、日本のETFの市場規模は2021年4月末で約60兆円。しかし、 日本でもETFを投資の選択肢に入れる人が着実に増えている。特に注目度が高まっているのが海外ETFだ。(1)低コスト、(2)機動的な取引ができる、(3)分配金を受け取りながら運用できる、(4)究極の分散投資ができる、など多くのメリットがあるETF。 本連載では、長期投資やETFに興味がある人に向けて、そもそもETFとは何か、その賢い選び方・買い方、資産運用としてのETFとの付き合い方などについて、同書から一部を抜粋して公開する。
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一方のETFを購入できるのは証券会社のみです。
基本的には証券会社であればどのETFでも買うことができますが、個別株の取引と同様、売買手数料は証券会社によって差があります。手数料を抑えて投資したいなら、やはりネット証券が候補になるでしょう。
一方、ETFは市場に上場されていて株式のように売買できますから、リアルタイムでの取引が可能です。「日経平均株価が急落したから、今すぐにまとまった額を投資しよう」といった機動的な売買ができる点で、ETFに優位性があるといえます。
◎書店で一番売れているETF本の改訂新版! ◎「お金持ちになりたかったら、お金の勉強から逃げてはいけない!」 と中田敦彦氏が大激賞! ◎米国では年率2ケタの成長率で伸びている注目の金融商品。 ◎日本でも特に注目度が高まっているのが海外ETF。 ◎(1)低コスト、(2)機動的な取引ができる、(3)分配金を受け取りながら運用できる、(4)究極の分散投資ができる、など多くのメリットがあるETF。 ◎投信評価会社モーニングスターのトップが、注目の金融商品ETF(上場投資信託)の何がすごいのか、その選び方・買い方、運用法をわかりやすく解説する入門書の決定版!
ETFとは?特徴からメリットデメリットまで解説!
画像:SBI証券HPより
さらに、SBI証券では大変便利なサービスが充実しています。買い付けたい海外ETFを調べるときに便利な検索機能や、分かりやすい海外ETFの買付方法など、 投資初心者の方でも安心できるサービスが充実 しています。
そのほかにも銘柄選びをサポートしてくれるロボアドバイザーや貸株サービス、定期買付サービスなど、初心者からベテランまで全投資家をサポートしてくれる環境が整っています。米国に限らず様々な地域のETFを運用していきたい、今後は外国株式の取引も考えているという方はSBI証券が特にオススメといえます。
au株コム証券 - 手数料無料の「フリーETF」
ETFといえばauカブコム証券と言われるほど、ETFにおいて優位性の高いauカブコム証券。その大きな理由として 「フリーETF」と呼ばれる、手数料が無料のETFを現物取引では100銘柄取り揃えています。 信用取引に至っては全銘柄対象という大盤振る舞いです!
画像:auカブコム証券HPより
加えてフリーETF対象の各銘柄は信託報酬も低く設定されているものが多く、厳選されたETFが手数料無料で運用できることがauカブコム証券の強みです。
楽天証券 - 業界トップレベルのETF取扱数!
続いて紹介する証券会社が楽天証券です。楽天証券は 海外ETFの取扱銘柄数が約364銘柄と業界トップの取扱数 を誇っています。銘柄数が豊富な分、自分の投資スタイルにあった銘柄を見つけられる可能性が高くなります。取り扱い海外ETFの豊富さは楽天証券の大きな強みだといえます。
画像:楽天証券HPより
また 手数料無料のETFの取扱数も103銘柄と、証券会社の中で1番の取扱数 となっています。無料のETFを103銘柄の中から選べるので、手数料が無料かつ様々なスタイルの運用が可能になります。
マネックス証券 - 海外ETFなら大注目の「ゼロETF」
最後に紹介するのはマネックス証券です。マネックス証券の魅力は、 330銘柄を超える海外ETFの取扱数と「ゼロETF」と呼ばれる手数料無料の海外ETFを扱っている 点が挙げられます。
画像:マネックス証券HPより
続いて「ゼロETF」ですが、これは特定の米国ETFに限り手数料が実質無料になるというマネックス証券独自のサービスになります。
具体的にはマネックス証券が新規に取り扱いを始めた海外ETFに関しては、取り扱い開始から6ヶ月間手数料が実質無料になります。さらにウィズタムツリーという運用会社が運用している ウィズダムツリーETFに関しては、恒久的に実質無料 になります。
ETFと投資信託どっちを選ぶべき?違いやETFのメリット・デメリット、リスクについて解説
ETFのデメリットは、売買できるのは証券会社に限られ、一般的な投資信託のように銀行では取り扱われていないこと、積立投資ができにくいことです。積立投資ができる銘柄はあるものの、その銘柄数は十銘柄前後にすぎません。また積立投資ができる証券会社も数社に限られているため、積立投資ができる証券会社に口座を開設する必要があります。また、売買できる株価指数の銘柄は一般の投資信託と比較すると限られており、銘柄によっては売買金額が少ないために買いたいときに買えない、売りたいときに売れないという流動性リスクがある銘柄もあります。
年に1回または複数回ある決算期に分配金が支払われますが、分配金を投資元本に加え再投資することで得られる「複利効果」を、一般の投資信託のように自動的に得ることはできません。なお、商品価格などに連動する一部の銘柄には分配金が支払われないものもあります。
02 ETFと投資信託、株式投資の違い
ETF | 投資信託 | 株式 | |
上場の有無 | 上場 | 非上場 | デメリット、 ETFの投資がおすすめの人は上場 |
購入金融機関 | 証券会社 | 証券会社や銀行など | 証券会社 |
売買価格 | その時々の時価 | 1日に一つの基準価額 | その時々の時価 |
注文方法 | 成り行き・指値注文 | 基準価額がわからない状況で購入・換金の申込みを出す(ブラインド方式) | 成り行き・指値注文 |
売買手数料 | 証券会社ごとに売買手数料は異なる | 投資信託ごと、取扱い金融機関ごとに異なる。 | 証券会社ごとに売買手数料は異なる |
保有時の手数料 | 投資信託より運用管理費用(信託報酬)は低い | ETFより運用管理費用(信託報酬)は高い | 保有時に手数料はかからない |
上場しているかどうかの違い
売買の注文は、その時々の時価で買ったり、売ったりできる「成り行き注文」と、一定の価格以下でETFを買いたい、あるいは一定の価格以上で売りたいという「指値(さしね)注文」があります。どちらの注文方法を利用するかは投資家が選べますが、指値注文では自分が指定した価格以下(以上)にならないと売買が成立しません。
ETF | デメリット、 ETFの投資がおすすめの人は投資信託 | ||
投資信託(インデックス型 | 投資信託(アクティブ型) | ||
購入時手数料 | かかる | かかるものがある | かかるものがある |
売却時手数料 | かかる | 不要 | 不要 |
運用管理費用(信託報酬) | かかるが投資信託と比べると低い | かかるがアクティブ型に比べると低い | かかる |
信託財産留保額 | 不要 | かかるものがある | かかるものがある |
03 ETFはこんな人におすすめ
04 投資信託はこんな人におすすめ
時間分散を活用して積立投資を行うなら投資信託のほうが選択肢は多くなります。ETFは限られた銘柄を限られた証券会社でしか積立投資を行うことができないからです。
また、ETFで投資できる市場、国・地域などは投資信託と比べて限られています。ETFがカバーしていない市場や国・地域に投資するなら投資信託を活用することになります。
NISAでETFはおすすめか?メリット・デメリットやおすすめ銘柄も解説
NISAとは「NISA口座」で運用した利益を 非課税 で受け取れる制度です。通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。
つみたてNISAの場合、投資対象となっているETFはわずか7本です(2022年1月時点)。一方、NISAでは、ほぼすべてのETFが投資対象です。 運用したいETFが決まっている場合は、NISAの方がよいでしょう。
NISAでETFを買うときに ドルコスト平均法 で定期的に積み立てると、価格変動のリスクを軽減しながら資産運用ができるのでおすすめです。
ETFとは株価指数連動型上場投資信託【基礎知識】
ETFとは、Exchange Traded Fundsの略語です。 上場投資信託 を意味します。東京証券取引所などの金融商品取引所に上場している投資信託のことです。
ETFは投資信託の「インデックスファンド」に似ています。 ETFは、投資信託のインデックスファンドが金融商品取引所に上場しているようなイメージです。
ETFもインデックスファンドも、TOPIXやS&P500などの 指数 に連動する運用成績をめざしています。
ETFは、 株式 と同様にネット証券会社で売買することが可能です。
投資信託のインデックスファンドは、1日1回しか取引きできません(基準価額)。しかし、ETFは金融商品取引所の取引時間内であれば、相場の動きを見ながら自分の判断で売り買いができます。
ETFと投資信託の違いとは?
ETFは「市場平均並みの投資収益の確保」をめざしています。投資信託の インデックスファンド とほとんど違いはありません。
つみたてNISAで選択できる投資信託は、金融庁の定める厳しい基準 をクリアしています。 「長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託」と認められた銘柄なので安心です。
投資初心者や銘柄の値動きをあまり気にしたくない方は、つみたてNISAを利用して 投資信託 で資産運用するのがよいでしょう。
NISAでETFに投資する際の3つのメリット
NISAで ETF に投資する際の3つのメリットは下記の通りです。
- 個別株に比べて少額で分散投資できる
- 売却益や分配金に税金がかからない
- リアルタイムで1日に何度でも購入できる
ETFの特徴を活かして、NISAで効率よく資産運用しましょう。
メリット① 個別株に比べて少額で分散投資できる
TOPIXやS&P500などの指数は 複数 の銘柄 で構成されています。
ETFを購入すると、個別株を購入するのに比べて少額で分散投資できます。 値動きの 変動リスク を低く抑えられる メリットがあります。
メリット② 売却益や分配金に税金がかからない
通常、ETFの投資で得た 利益 (値上がり益や分配金)は課税対象となります。税率は20.315%です。しかし、NISA口座で保有するETFの利益は 非課税 で受け取れます。
一般的な投資信託の場合は、分配金を受け取らず再投資に回すことが可能です。しかし、ETFの場合は必ず分配しなければなりません。
売却時に発生する譲渡益も非課税となります。非課税分が手元に残るので、NISA口座の免税効果は大きいです。
メリット③ リアルタイムで1日に何度でも購入できる
証券取引所の取引時間内であれば、 何度でも 取引可能です。東京証券取引所でETFを取引できるのは、平日の9:00~11:30と12:30~15:デメリット、 ETFの投資がおすすめの人は 00です。
株式と同じように取引できるので、「いくらになったら買う・売る」といった価格指定(指値・逆指値)もできます。
つねに市場を見ながら売買のタイミングを判断したい人には、ETFがおすすめです。
NISAでETFに投資する際の3つのデメリット
NISAでETFに投資する際の3つの デメリット は下記の通りです。
- 自動積立・分配金の再投資の自動化ができない
- つみたてNISAの場合、商品数が少ない
- 海外ETFを購入しても外国税額控除が適用されない
ETFの デメリット を理解し投資信託と比較した上で、NISAでの資産運用を始めましょう。
デメリット① 自動積立・分配金の再投資の自動化ができない
自動積立について
SBI証券などのネット証券では、ETFの 定期買付サービス を提供しているところもあります。ETFを自動で積み立てしたい方は、 定期買付サービス を実施している証券会社で口座開設しましょう。
分配金の再投資について
ETFの最大のデメリットは、運用益が分配されることです。
投資信託で長期運用する場合、分配金を受け取らず 再投資 することによって、 複利効果 が得られます。
複利効果とは、運用で得た利益を 再投資 して元本に組み込むことで、利益が増大する効果のことです。
運用益を再投資して複利効果を狙うなら、手動で新たにETFを購入する必要があります。再投資分もNISAの枠を使うことになりますので、注意しましょう。
デメリット② つみたてNISAの場合、商品数が少ない
- 信託契約期間が無期限または20年以上であること
- 分配頻度が毎月でないこと
- ヘッジ目的の場合などを除き、デリバティブ取引による運用を行っていないこと
つみたてNISAで長期運用をする場合には、ETFにこだわらず、 デメリット、 ETFの投資がおすすめの人は 投資信託 という選択肢も検討するとよいでしょう。
デメリット③ 海外ETFを購入しても外国税額控除が適用されない
海外ETFを購入すると、国内と外国で 二重課税 がかかることがあります。確定申告で 外国税額控除 の手続きを行うことによって、一定額を控除することが可能です。
NISAで海外ETFを購入すると、外国税額控除が適用されません。NISAを利用して投資利益が非課税になれば二重課税とはならないからです。
NISAでの投資は利益が非課税になるため、本来は税金分がお得になる制度です。しかし、NISAで海外ETFを購入すると、外国での税金が引かれてしまいます。
NISAでETFを活用するときの注意点
NISAでETFを活用するときの注意点は下記の通りです。
- 初心者はレバレッジをかけない
- 分配金は課税されないように株式比例配分方式で受け取る
- 投資は余剰資金で行う
NISAのメリットは利益が 非課税 で受け取れることです。 デメリット、 ETFの投資がおすすめの人は 5年 という限られた運用期間でも比較的利益を出しやすいETFは、リスク・取引のしやすさ・コストの面でも使い勝手がいい商品です。
初心者はレバレッジをかけない
レバレッジとは「てこの原理」のことです。金融業界でレバレッジという場合、 信用取引 などで借り入れをし、自己資金の収益を高めることを指します。
レバレッジをかけると、少ない元手で大きな利益を得る可能性があります。逆に、大きな損失を被る恐れもあるので注意が必要です。
しかし、 大暴落 した場合には、ロスカットが発動できずに追加証拠金が発生することがあります。
数百万円以上の追加証拠金を発生してしまうこともあります。初心者はレバレッジをかけてはいけません。
分配金は課税されないように株式比例配分方式で受け取る
NISAではETFの分配金も非課税対象です。ただし、受け取り方法によっては課税されてしまうので注意しましょう。
分配金が非課税で受け取れるのは、 株式数比例配分方式 だけです。
株式数比例配分方式で分配金を受け取るためには、 配当金受取方法 を設定する必要があります。SBI証券や楽天証券などのネット証券では、公式サイトから簡単に変更できます。
分配金を非課税で受け取るためには、株式数比例配分方式で受け取りましょう。
投資は余剰資金で行う
投資全般にいえることですが、投資商品はつねに値動きしています。上がることがあれば、下がることもあります。
将来はだれにも予測できません。投資は 自己責任 で行いましょう。
最悪の状況にならないように、生活に影響を及ぼさない範囲の余剰資金で投資を行うことが重要です。
知っておくべきETFを選ぶ際の注目ポイント
ETF を選ぶ際に知っておくべき注目ポイントは下記の3つです。
- 売買手数料と信託報酬が安いものを選ぶ
- 連動する指数とその乖離が少ないものを選ぶ
- 流動性が高い銘柄を選ぶ
ETFを選ぶ際には、目論見書やファンド概要などを読んで、しっかりと理解することが大切です。
注目ポイント① 売買手数料と信託報酬が安いものを選ぶ
1回分は小さくても、積み重なると無視できない金額となります。売買手数料・信託報酬が安いETFを選びましょう。
ETFの売買手数料は、証券会社によって異なります。おすすめしたいのは、低コストで取引できる ネット証券 です。
信託報酬はETFごとに設定されています。それぞれのETFの 目論見書 で確認が可能です。
連動する指数が同じであっても、銘柄や運用会社によって信託報酬が異なるケースがあります。購入時には複数のETFを比較しましょう。
注目ポイント② 連動する指数とその乖離が少ないものを選ぶ
ETFを購入するときには、 トラッキングエラー に注目しましょう。
トラッキングエラーとは、「ETFの基準価額」と「連動をめざす指数」との乖離度合いのことです。
トラッキングエラーの少ないETFほど運用会社のスキルが高いことを意味しています。「ETFの基準価額」と「連動を目指す指数」との乖離度合いが、できるだけ 0% に近いETFを選んでおくと安心です。
- 取引価格:証券取引所で売買される際のETFの価格(リアルタイムで変動)
- 基準価格:純資産総額をその日の口数で割って求める価格
- 連動する指数の価格:日経平均株価、TOPIX、NYダウ、S&P500などの価格
注目ポイント③ 流動性が高い銘柄を選ぶ
ETFを選ぶときは、流動性に注目しましょう。流動性とは「取引のしやすさ」を表します。
一般的に、 信用力 が高い方が流動性が高くなります。安心感から保有しやすくなり、取引の参加者が多くなるためです。
どの銘柄にするか悩んだ場合は、流動性が高い方を選ぶとよいでしょう。
NISAで投資できるおすすめのETF銘柄とは?
NISAで投資できるおすすめのETF銘柄は下記の3つです。
- iシェアーズ・コア TOPIX ETF
- 上場インデックスファンド米国株式(S&P500)為替ヘッジあり
- AGG iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF
少額 から投資できたり、非常に 安定 した運用成績だったりと初心者が購入するのにおすすめの銘柄です。
iシェアーズ・コア TOPIX ETF
iシェアーズ・コア TOPIX ETFは、 TOPIX (東証株価指数)との連動をめざすETFです。ポートフォリオを組成したのは、ブラックロックという世界最大級の投資会社です。
売買単位は1株です。2,000円前後から投資が可能なため、 投資初心者 でも気軽に購入できます。
上場インデックスファンド米国株式(S&P500)為替ヘッジあり
上場インデックスファンド米国株式(S&P500)為替ヘッジありは、米国の代表的な株価指数の1つ S&P500 と の連動をめざすETFです。このETFは世界で最も長く運用されています。
売買単位は1株です。1株価格が50,000円以上するので、投資初心者が気軽に購入できる銘柄とはいえないかもしれません。しかし、資産残高が非常に大きく、安定したETFです。
AGG iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF
AGG iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETFは、 米国 投資適格債券 市場全般 を表す指数との連動をめざしています。
投資適格債とは、元金や利子の支払いが確実と見込まれる信用力の高い債券のことです。各国や政府、信用力の高い企業などが発行しているものが多くあります。国債などの安定資産よりも大きな利回りが期待できる債券です。
売買単位は1株です。100ドル前後から購入できます。 少額 で債券に投資できるのが、このETFの魅力です。
つみたてNISAで運用できるETF全7銘柄のうちおすすめの銘柄
- ダイワ上場投信ートピックス デメリット、 ETFの投資がおすすめの人は
- ダイワ上場投信ー日経225
ダイワ上場投信-トピックス
ダイワ上場投信-トピックスは、 TOPIX に連動する日本株ETFです。
TOPIXとはTokyo Stock Price Indexの略です。東京証券取引所に上場する銘柄を対象として算出・公表されています。日経平均株価と並ぶ日本の代表的な株価指標です。
TOPIX連動型は、日本株ETFの中でもリスク重視となっていることが特徴です。大きな利益を得る可能性は小さいですが、安定した収益を得られるとういう点でおすすめです。
ダイワ上場投信-日経225
ダイワ上場投信-日経225は、 日経平均株価 に連動する日本株ETFです。
リスク重視のTOPIX連動型よりも、日経平均連動型の方がリターンに優れています。
NISAでETFに投資する際のおすすめ証券会社ランキング
NISAを始める上でおすすめの証券会社をランキングで紹介します。
順位 | 証券会社名 | 口座数 | 投資信託 | IPO | 外国株 |
---|---|---|---|---|---|
1 | SBI証券 | 801万 | 2633銘柄 | 122社 | 9カ国 |
2 | 楽天証券 | 714万 | 2586銘柄 | - | 6カ国 |
3 | マネックス証券 | 198万 | 1272銘柄 | 65社 | 2カ国 |
4 | auカブコム 証券 | 136万 | 1519銘柄 | 42社 | - |
5 | 松井証券 | 137万 | 1597銘柄 | 56社 | - |
上記の証券会社は、いずれもNISA口座の手数料が無料です。
SBI証券は ネット証券最大手 で、非常に人気があります。NISA口座での国内現物株の売買手数料は、購入代金に関わらず無料です。外国株のETFも買付手数料が無料です。Tポイントと提携していて、投資でTポイントを貯めたり使ったりできます。
楽天証券は、SBI証券に次ぐ大手のネット証券です。NISA口座での国内株と海外ETFの買付手数料が無料になります。楽天カードで決済すると 楽天ポイント が貯まります。
マネックス証券は、外国株に強いという特徴があります。NISA口座での米国・中国の個別株(ETF含む)の買付手数料が無料になります。「USAプログラム」というプログラムがあり、米国ETF9銘柄の買付手数料が無料です。
NISA口座でETFを購入する方法【SBI証券の場合】
SBI証券は最大手のネット証券会社です。
SBI証券の強みの1つは、9カ国(ネット証券で最多)の株式を取り扱っていることです。アメリカ・中国・韓国のETFについては買付手数料が無料となります。 海外ETF への積極的な投資を考えているならSBI証券がおすすめです。
- 外国株式の取引口座を開設
- 「外国株式」をクリック
- 銘柄検索のところに購入したい銘柄を入力
- 一覧の購入したい銘柄の「買付」をクリック
- 数量や執行方法(成行・指値)、期間を入力
- 「NISA預かり」を選択
- 「注文発注」をクリック
- 注文履歴で約定を確認
NISA口座でETFを購入する場合は、忘れずに「 NISA預かり 」を選択しましょう。
まとめ:NISA・ETFでお悩みならまずはマネーキャリアで無料相談!
NISAやETFについてお悩みなら、マネーキャリアの FP相談 がおすすめです。何度でも無料でご利用いただけます。
デメリット、 ETFの投資がおすすめの人は
投資信託とETFの違い
(1)取引所に上場しているか
ETFは以下の2つの時間中、東京証券取引所で取引ができます。
・月曜日~金曜日 9:00~11:30
・月曜日~金曜日 12:30~15:00
(2)いつ価格が更新されるのか
(3)指値注文(さしねちゅうもん)ができるのか
ETFは指値注文ができる 一方、 投資信託は指値注文ができません 。
つまり、ETFは自分で価格を指定して取引を行えますが、投資信託は自分で価格を指定した取引ができません。
(4)投資銘柄数
投資銘柄数は、 ETFは約250種 である一方、 投資信託は約6,000種 もあります。
ただし、ETFはほとんどすべての証券会社で250種すべての取引ができますが、投資信託は金融機関により扱う銘柄数が大きく異なります。 投資信託を行う際には銘柄数なども確認してから、金融機関を選択するようにしましょう。
(5)保有期間中の手数料(信託報酬)
一般的に ETFの方が投資信託よりも、保有期間中の手数料は安い傾向 があります。
保有期間中の手数料は、商品を保有している日数で決まります。 長期保有を考えている方は、信託報酬を考慮して証券会社や金融機関を選択しましょう。
(6)購入時の手数料
購入時の手数料は、銘柄や取引する金融機関、証券会社によって違います。
したがって、 ETFと投資信託のどちらが安いかは一概にいえません 。
(7)売却時の手数料
ETFでも投資信託でも、 売る際に手数料 がかかります。
売却時の手数料も、金融機関、証券会社で異なるので確認しておきましょう。
投資信託とETFのどちらがおすすめ?
・ 投資信託が向いている人
専門家に任せきりたい人は投資信託の方が向いているといえます。
・ETFが向いている人
長期運用を考えている人はETFの方が向いているといえます。
そもそも投資信託とは
投資信託とは、 投資から集めたお金を、専門家が運用し得た利益を投資家に分配するシステムのこと です。
金融機関によってどの銘柄に投資するのかが異なるため、よく調べてからお金を出資する必要があります。
投資信託のメリット
1:少ない金額で投資ができる
投資信託はたくさんの投資家からお金を集めるので、一人当たりの投資金額が少なくても始めることができます。
もちろん、その分だけ配当も少なくなりますが、1万円から始められるものもあるので気軽に投資を行えます。
2:分散投資ができる
リスクを分けるという意味で分散投資は非常に有効な手法です。
しかし、分散投資を個人で行おうとすれば、その分だけ費用が重なります。
その反面たくさんの投資家からお金を集めているので、投資信託では少ない金額で分散投資を行うことができます。
少額から始めることができ、リスクの分散させられるのが投資信託の一番の魅力です。
3:専門家に資金運用を任せられる
投資を始めたいけど、自分で何をしたらよいか分からない、そういう方でも投資信託なら大丈夫です。
運用は投資のプロが行ってくれるので、資金が急になくなったりする可能性は極めて低いです。
4:基準価格が毎日更新される
基本的に毎日、基準価格は更新されます。
また、基準価格が妥当か監査法人などの監視を受けているので、安全性は高いといえます。
5:種類がたくさんある
投資対象には、債券や株式、不動産など様々です。
しかも、個人では直接購入できない海外の銘柄があったりします。
このように、投資信託にも色々な種類があるので確認しておきましょう。
投資信託のデメリット
1:元本が保証されない
得た利益だけでなく、損失も分配されます。
したがって、元本割れに危険性があることも認識しておきましょう。
マイナスになった分は保証されないので、投資信託を始める前に知っておきましょう。
2:手数料がかかる
投資信託を行う際にかかる手数料は以下の3つです。
3:リアルタイムで売買できない
株のようにリアルタイムで価格が変動するわけではないので、いわゆるデイトレードはできません。 初心者でやろうとしている人はいないとは思いますが、知っておきましょう。
そもそもETFとは
ETFは 上場投資信託 と呼ばれ、日経平均株価やTOPIX、NYダウなどの指数に連動するように運用されている投資信託の一種です。
証券会社に口座を開くことで取引が可能になります。
ETFのメリット
1:1銘柄に投資するだけで分散投資ができる
ETFの投資対象である指数は複数の銘柄で構成されています。
そのため、1つの銘柄に投資するだけで分散投資ができ、個別企業の株式に投資するよりもリスクを抑えることができます。
2:値動きが分かりやすい
ETFは指数の動きに連動して価格が変動します。
そのため、値動きがとても分かりやすくなっています。
3:保有コストが安い
ETFは投資信託と比べると保有コストが低く抑えられます。
そのため、長期的に保有したい方はコストを下げることができるので、おすすめです。
4:リアルタイムで取引できる
ETFは取引所が開いている時間ならいつでも取引が可能です。
東京証券取引所なら、月曜日~金曜日の以下の2つの時間で取引が可能です。
・9:00~11:30
・12:30~15:00
ETFのデメリット
1:投資信託の価格と異なる可能性がある
銘柄の値段は、「市場価格」と「基準価格」の2つがあります。
ETFの場合は「市場価格」を参考に、投資信託の場合は「基準価格」を参考にして最終的な価格が決定されます。
詳しい仕組みは省きますが、参照している価格が違うため、投資信託の価格と大きくかけ離れる場合があります。
2:自動積み立てに対応していない場合がある
投資信託は自動積み立てに対応していますが、ETFではまだ対応していない証券会社があります。
3:分配金が再投資されない
ETFは投資信託の場合と異なり、決済時に一度すべての利益を分配します。
そのため、 利益が自動的に再分配されることがありません 。
得た利益を再投資したい場合は、手動で行うようにしましょう。
ここまで、投資信託とETFの違いについてまとめてきました。
投資信託、ETFともに一長一短なので、 自分の目的に合わせて選択 するようにしましょう。
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