FX初心者スレ

本質的価値の計算方法

本質的価値の計算方法
10年にわたって毎年1ドルを生み出す機械にあなたはいくら支払いますか? あなたは、10年間でお金を取り戻せるからといって10ドルを支払ったりしません。10年にわたって毎年1ドルを得るために今9ドルを払うこともしないでしょう。それだと最終的に11.1%の利回り、つまり1年につき1%の利回りになります。
あなたがいくら支払うかは、あなたが自分の投資についてどれだけの利回りを求めるかによって決定します 。もしあなたが過去数10年の株式の平均利回りが一年あたり11%で、これと同じ利回りを求めるなら、1日につきおよそ1セント、つまりこの機械に対して3.52ドルをオファーするでしょう バフェット流投資術

【第1回】様々な企業価値算定手法とその特徴


企業価値を評価する手法には、大きく分けると、①企業の資産に着目して、貸借対照表(バランスシート)の資産の部を基準に企業価値を考えるストック(資産)ベースのアプローチ(コストアプローチなどとも呼ばれる)と、②企業の利益やキャッシュフローを基に企業価値を計算するフローベースのアプローチ(インカムアプローチなどとも呼ばれる)の2つがあります。さらに、後者のアプローチは、②-1 企業全体の価値を求めるアプローチと、②-2 直接株主価値を求めるアプローチとに分けられます。これら以外にも、マーケットアプローチといって、上場企業の株価を参照して企業価値を求める手法(マルチプル法、上場企業比較法)が存在し、これを一部の企業価値評価のテキストでは、第3のカテゴリーに入れているものもありますが、これらは、ストックベースに着目して、上場企業の株価を参照する指標と、利益やキャッシュフローを元に株価を参照する指標とに分けられるので、図表1においては、上記の①、②-1、②-2、の中に区分して、文字を斜体で示しています。

2.1.ストック(資産)ベースのアプローチ

①のストックベースのアプローチは、現在の貸借対照表を基に、企業の資産=企業の価値と考え、株主価値は企業の資産から負債を差し引いたものと考えるものです。このアプローチによる株主価値とは、現時点で会社の資産をすべて現金化し、負債提供者に返却した後に、株主に残余財産として配分される価値、すなわち、企業を現時点で清算した場合の価値と考えられます。企業の資産を簿価のままで評価する簿価純資産法や、企業の資産のうち上場株式や土地のように時価評価が可能なものは時価に換算した上で評価する時価(修正)純資産法が代表的です。上場企業の市場株価を参照するマルチプル法の中では、市場の株価と1株あたり純資産(BPS:book-value per share)の比率を計算した株価純資産倍率(PBR:price-to-book ratio)が、このアプローチに該当します。

2.2.フロー(利益・キャッシュフロー)ベースのアプローチ

②-2のフローベースのアプローチのうち、株主価値を直接求めるアプローチについては、M&Aでの利用頻度は②-1ほど多くはありませんが、M&A取引の種類や形態によっては、企業価値の算定に用いられています。具体的には、エクイティDCF法、配当割引(DDM)法がこの②-2のアプローチに該当し、有利子負債の多い金融機関の評価などに利用されます。また、上場企業の市場株価を参照するマルチプル法の中では、市場の株価と1株あたり当期純利益(EPS:earnings per share)の比率を計算した株価収益率(PER)については、株式投資家の間で株価水準を示す指標として幅広く用いられています。なお、エクイティDCF法を用いて株主価値を直接求めるためには、株主に帰属するキャッシュフローを求める必要があり、このために、企業の将来の有利子負債の利息だけではなく、元本の返済や新規の借入の実行額を予測するという、実務上はかなり複雑な作業が必要となります。この辺りの煩雑さも、マルチプル法としてのPERを除くと、②-2のアプローチがM&Aで用いられることが少ないことの背景にあると思われます。

3.まとめ:様々な企業価値評価手法の使用頻度

■鈴木 一功(すずき かずのり)
早稲田大学大学院経営管理研究科(早稲田大学ビジネススクール)教授
東京大学法学部卒業後、富士銀行入社。INSEAD(欧州経営大学院)MBA(経営学修士)、ロンドン大学(London Business School)金融経済学博士(Ph.D. in Finance)。M&A部門チーフアナリストとして、企業価値評価モデル開発等を担当の後、2001年から中央大学大学院国際会計研究科教授。2012年4月より現職。証券アナリストジャーナル編集委員、みずほ銀行コーポレート・アドバイザリー部のバリュエーション・アドバイザー。主な著書として『企業価値評価(入門編)』、『企業価値評価(実践編)』、『MBAゲーム理論』(いずれもダイヤモンド社)、他にコーポレート・ファイナンス、M&Aに関する論文多数。

デジタル世界におけるデータの価値

データは有形資産と異なり、ほぼ恒久的かつ非線形に成長する資産です。現在、全世界でデータが生成される量は一日当たり2.5クィンティリオンバイトと言われていますが、インターネットにアクセスする人とデバイスの数が増えれば、この数字は加速的に増えるでしょう。 1 膨大なデータ収集量を引き続き確保し、データから利益を得る新たな技術が出現すれば、きわめて価値の高い資産となり得ます。従って、企業の本質的な価値および成長可能性を適切に把握するためには、企業が所有するデータをこれまで以上に適切に評価する分析フレームワークを考慮する必要があります。

データを資産と見なすべき理由

データを資産として取り扱う論拠の一つとして、企業がデータの収集、ストレージ、利用に莫大な投資を行っていることが挙げられます。ビッグデータとアナリティクスに関する支出総額は2022年までに2,740億ドルに達することが予想されています。 2 それにもかかわらず、会計規則ではデータを資産とみなしていません。そのため、データのストレージ・維持に関するコストは資本投資ではなく費用として取り扱われ、結果として収益が過小評価されることになり、株価収益率(PER)などの収益関連の指標値を引き下げてしまいます。

Data rich companies trade at a premium based on price-to-book ratios

データの価値を判断する方法

S&P500種指数の上位5銘柄であるアップル、アルファベット、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブックは全てデータリッチなテクノロジー企業であり、これら銘柄の合計が全体に占める割合は約26%となっています。こうしたことからもデータには極めて高い価値があることが伺われます。 3 また、これらの企業は、テクノロジー業界で独占する分野はそれぞれ異なるものの、世界有数のデータ収集者かつ利用者であるという共通点を持ち、収集したデータを様々な方法で活用して直接ユーザーから利益を得るか、あるいは商品力を強化することにより間接的に利益を得ています。しかし、これら企業の保有するデータを具体的に評価することは困難な作業です。財務諸表に資産として計上されていないこともありますが、データの内容や利用方法が厳重に保護されていることも理由の一つです。また、全てのデータが同じ価値を持つとは限りません。顧客情報、製品ステータス、売上高、ソーシャルメディアのエンゲージメント率など、データの内容によって価値は異なります。また、データの質、正確性、適時性、規模によっても評価が変わってきます。

一般的なデータ収益化戦略

Data Monetization Strategies

データ評価のための3つのアプローチ

Approached to data valuation

マーケットベースアプローチ

具体的な例としては、2016年にマイクロソフトがリンクドイン(LinkedIn)を262億ドルで買収したことが挙げられます。これはマイクロソフトにとって過去最大の買収案件でした。当時、リンクドインが保有していたユーザー数は4.33億人で、そのうち1.06億人が月間アクティブユーザー(MAU)でした。 8 これに基づき算出されるマイクロソフトの1ユーザーあたりの買収額は61ドル(あるいは1MAUあたり247ドル)となっています。現在、リンクドインのユーザー基盤は7.06億人と、グローバルに拡大しており、他の条件が全て同じであると考えた場合、その企業価値は約430億ドルと見積もられます。 9

ほかにソーシャルメディア分野における同様の取引例としては、2012年にフェイスブックがインスタグラム(Instagram)を1MAUあたり20ドルで買収したことが挙げられます。 10 また、ティックトック(TikTok)の米国事業は米国で1億人のMAUを有しており、最近では一人あたり600ドルとして算定し、600億ドルの価値が見積もられています。 11

Facebook

コストベースアプローチ

入力データ:

    本質的価値の計算方法
  • クラウドにデータを蓄積するコスト=1ヵ月あたり0.02ドル/GBまたは1年あたり0.24ドル/GB 13
  • ネットフリックスを閲覧する平均時間(分)=7.4分/日 14
  • 閲覧1分あたりの平均データ生成量=102MB/分15 1 5

結果:

  • 生成されたデータ:7.4分/日×102MB/分×365日/年 275.5GB/ユーザー/年
  • 275.5GB×0.24ドル/GB 1ユーザーあたりの年間データストレージコスト合計66ドル

この結果と今後3年間のネットフリックスの推定ユーザー数に基づき、コストベースのアプローチによる同社のユーザーデータの純現在価値は124億ドルと推定しました。 16 すなわち、コストベースのアプローチによるネットフリックスのユーザーデータの価値は同社の時価総額の6%に相当します。 17

Netflix

キャッシュフローベースアプローチ

企業がデータを直接フリーキャッシュフローに転換させる場合もデータの本質的価値を推定することができます。例えば、消費者信用調査会社のエキファックス(Equifax)は、信用履歴、現在の信用状態、支払歴、住所など、個人消費者や企業に関する情報を販売しています。同社は1億500万件のアクティブな記録を格納するデータベースによって年間収益39億ドル、年間EBITDA13億ドルを計上しています。 18, 19 これらの数値に基づき1記録あたりの年間収益を算定すると37ドルとなります。

ツイッターのケースも、直接データをライセンス供与する例です。ツイッターは1日あたり5億以上のツイートを蓄積しており、企業はこうした過去データおよびリアルタイムデータにアクセスするために料金を支払い、使用許可されたデータから新製品開発のアイデアを得たり、消費者トレンドを把握したりするほか、投資の判断材料として利用することもあります。ツイッターのデータライセンス収益は、2015年第3四半期の5,600万ドルから2020年第3四半期の1億2,800万ドルと、過去5年間で大きく伸びています。 20 また、同事業の将来キャッシュフローの現在価値が今後5年間で上昇することを考慮すると、ツイッターのデータの価値は28億ドル、あるいは同社の時価総額の約8%と推定されます。 21

【本質的価値を計算する】本質的価値の計算方法|ウォーレン・バフェットの言葉(6)|投資哲学|株式投資

ウォーレン・バフェット

本質的価値を計算する

バリュー投資とは、企業の純資産と本質的価値および市場価値との関連性を注意深く調べ計算することです
純資産とは、単純に資産から負債を差し引いたものです。 本質的価値 とは厄介なものであり、企業がその存続期間にどれだけ稼ぐかを巧妙に計算したものです。あいにく、 本質的価値 は不変のものではなく、いつでも変化しています。
市場価値とは、単にあなたが提示された、または新聞で目にする価格です。

バフェット流投資術

10年にわたって毎年1ドルを生み出す機械にあなたはいくら支払いますか? あなたは、10年間でお金を取り戻せるからといって10ドルを支払ったりしません。10年にわたって毎年1ドルを得るために今9ドルを払うこともしないでしょう。それだと最終的に11.1%の利回り、つまり1年につき1%の利回りになります。
あなたがいくら支払うかは、あなたが自分の投資についてどれだけの利回りを求めるかによって決定します 。もしあなたが過去数10年の株式の平均利回りが一年あたり11%で、これと同じ利回りを求めるなら、1日につきおよそ1セント、つまりこの機械に対して3.本質的価値の計算方法 52ドルをオファーするでしょう

バフェット流投資術

本質的価値の計算 、そして 利回りに関する考え方 については、以下の記事でもご紹介しています。

『本質的価値を計算する』に関連するバフェットの言葉や逸話

株価が上がっているから株を買う、というのが最もくだらない理由です。株価は破格の値段である必要はありません。あなたはただ公正で有能な人でいなくてはなりません。
ギャンブルをしないこと、ふつうでない状況には注意することです。企業の 本質的価値 に照らして株価が下落する一度限りの出来事、そういった恵まれた経験をするとき、素晴らしい投資のチャンスが生じます

バフェット流投資術

本質的価値の計算方法

DXの 重要性 が叫ばれているなか、 日本 は 世界 の中でも遅れを取っているという 指摘 が多い。そこにはどのような 課題 があるのか。どのような 視点 を持ち、 変革 に挑むべきなのか。
『DX 進化論 つながりが リブート された 世界 の先』(エムディエヌ コーポレーション )、『 アフターデジタル 』( 日経 BP) などの 著書 を持つIT 批評家 の 尾原 和啓 様に聞いた。

  • ※ 記事内の会社名、部署名、役職名は取材当時のものです。

フィジカルの部分で発揮されてきた「日本企業の強み」

――DXについてお伺いする前に、昨今の社会環境の変化についてお聞かせください。コロナ禍後の日本において、人々のライフスタイルや消費行動はどのように変化していくとお考えでしょうか。

尾原様 先日 、Facebookが「Meta」( メタ ) と 社名変更 をしました。これからの 数年間 本質的価値の計算方法 本質的価値の計算方法 で、 世界 が メタバース ( オンライン 上に 構築 された3DCGの 仮想空間 ) と 本質的価値の計算方法 リアル の ハイブリッド になっていく流れを 見据 えた動きであると私は考えています。

日本 でも、 普段 は 自然豊 かな 場所 に住み、週1~2日のみ 都市部 に 出社 するような働き方が増えてきています。 今後 の ライフスタイル や 消費行動 の 変化 という 意味 で考えるとさらに 細分化 され、「1日のうち、 何時間 をどこで過ごすのか」という“ 時間 ”の 観点 が 重要 になってくるでしょう。

コロナ 禍では、Zoomをはじめとする オンライン 会議 本質的価値の計算方法 本質的価値の計算方法 が 主流 となり、多くの人々が 利用 し始めました。 今後 は、 会議 や飲み会などの「 目的 」がないときでも、 メタバース の中で人々が過ごすように変わっていくでしょう。

IT批評家 尾原 和啓 様

人々が 一定 の 時間 を オンライン 上で過ごすようになれば、そのうえで「 自分 らしさ」を 表現 したくなる。だからこそ、 アバター や ファッション 、 部屋 を飾る インテリア などがNFT ( 非代替性 トークン とも呼ばれる デジタル 資産 ) で動くようになります。 昨今 のNFTや メタバース の動きは、 コロナ 禍が 加速 させたところが大きいと言えるでしょう。

一方 、 リアル の 本質的価値の計算方法 世界 での動きとしては、「コンポーザブル テクノロジー 」が広がってくると 予測 されます。さまざまな テクノロジー を個々の 部品 として 改修 ・ 再接続 しやすい形にすることによって、 必要 に応じて 分解 したり、 部品 をつなぎ合わせて使ったりするという考え方です。DXを通して、そのような 柔軟性 のある 社会 に向かう流れが生まれてくるはずです。

これまでとこれから

――さまざまな市場の変化があるなかで、日本企業はどのような特長を生かすべきなのでしょうか。

尾原様 日本企業 本質的価値の計算方法 には 目的 を持って集まったときに 発揮 される強さがありますが、実は 無目的 に集まったときにもその強さが 発揮 されることがあります。わかりやすい例が、 ワクチン の 職域接種 です。

諸外国 が 混乱 するなか、 日本 では国が 企業 に ワクチン の打ち方を示した 結果 、 各社 それぞれが 工夫 をして ワクチン 接種 本質的価値の計算方法 を 早急 に 実施 できたのです。これは 日本企業 が 無意識 に 発揮 していた フィジカル の強みが見えた形なのですが、 オンライン や メタバース を 中心 に考えると、この強みが抜け落ちやすくなるため、 注意 本質的価値の計算方法 本質的価値の計算方法 が 必要 です。 日本人 が持っている 文化 や 美学 、それをもって 自走 本質的価値の計算方法 する力を 意識的 に残していくべきだと考えています。

DXの過程でPoCが必要とは限らない

――日本の大企業はどのような視点を持って DX を進めることが必要でしょうか。

尾原様 そもそもDXは、大きく分けて3 種類 あります。
単なる 業務 を 自動化 する「 業務 DX」、今ある 事業 を 本質的価値の計算方法 デジタル 上に シフト する「 事業 DX」、
そして、もっと 本質的 な 事業価値 を 提供 していく「 価値 DX」です。

①業務DX②事業DX③価値DX

「 価値 DX」を 実現 するためには、2 方向 からの アプローチ があります。1つは、 会社 が 提供 する 本質的 な 価値 を問い直して、「 自分 たちはどこに行きたいのか」という ビジョン や パーパス に立ち戻って考えること。もう1つは、「 自分 たちは 何者 なのか」「どこから来たのか」という アイデンティティ や コンピテンシー に立ち戻ることです。いずれかを通して 価値 を 共有 する 仕組 みがないと「 価値 DX」に向かうことができません。

日本 の 大企業 のなかには、 自分 たちの ビジョン や パーパス を 外部 コンサル にお願いする 会社 が増えている 傾向 があります。どうしても「 業務 DX」や「 事業 DX」に振り回されて、 自分 たちの 価値 が何を 基盤 としているのか、 飛躍的 に 向上 させたい 自分 たちの 価値 とは何なのかといった 議論 に 時間 を割けていない 現状 があるからです。

―― 日本 の 大企業 が DX 推進 を掲げて 新規事業部 を 設立 しても、PoC 止まりになってしまう ケース が多く 見受 けられます。
“PoC 貧乏 ” と呼ばれる 状況 から 脱却 し、一つでも多くの 新商品 ・サービス を 市場投入 して 事業拡大 へとつなげるために、どのような アプローチ を 検討 本質的価値の計算方法 本質的価値の計算方法 することが 必要 でしょうか。

尾原様 私はDXを「 価値 を 飛躍的 に 本質的価値の計算方法 向上 させたり、 拡大 させたりする取り組み」と 定義 しています。そう考えると、DX= 新規事業 ではありません。だからこそ、PoCを考えるよりもっと前に、「 自分 たちがやろうとしているのは、 新規事業 ではなくDXである」という話をきちんとした方がよいと思います。PoCは 本来 、全く新しいものをつくる= インベンション ( 発明) する上で 重要 なものですが、 自分 たちの 価値 の 本質 が分かっていれば、そもそも インベンション する 必要 があるものなのかがわかるからです。

既に 欧米 ではDXの ビジネスケース が山ほどあり、そういった 企業 を ベンチマーク にすべきだと思います。 参考 にできるものはそれを生かし、 確実 にお客さまに選ばれる 存在 になることが「 価値 DX」へとつながります。特に 日本企業 には 非効率 な 本質的価値の計算方法 本質的価値の計算方法 業務 がまだまだ多いため、 海外事例 を 探索 して、 日本 の 特有 の 状況 を踏まえて アレンジ していけばよいでしょう。

そうしてお客さまに選ばれる 存在 になって初めて、そこから先に 付加価値 を 創出 していく 新規事業 、つまり インベンション が求められるのです。

DXの遅れを逆手に取った取り組みを

―― 企業 が DX 推進 を掲げるとき、AI などの新たな テクノロジー の 活用 とともに語られることがありますが、こうした 新技術 の 選定 ・ 検証 本質的価値の計算方法 を行う際に求められる 観点 、 注意 すべき点などがあれば教えてください。

尾原様 自分 たちの「 コア 本質的価値の計算方法 」と「 ノンコア 」は何か、をはっきりさせて ビジネス を進めることです。「 コア 」の 部分 、つまり 自分 たちがお客さまに選ばれている 本質的価値 の 部分 を 先述 のとおり 外部 に頼ってしまうと、 独自進化 ができなくなってしまいます。 一方 、「 ノンコア 」の 部分 においては 海外 のSaaSやAPIを 積極的 に 活用 すべきです。

ただし、今は データ の 狩猟時代 から 農耕時代 に入ってきており、 データ を 取得 するだけでは 不十分 です。 コアビジネス に対して、お客さまの データ が 自然 に得られ、それを 活用 してよりよい サービス を 提供 できるという ループ の 設計 が 必要 です。

データの狩猟時代からデータの農耕時代へ

―― 日本 の 大企業 が培ってきた強みのうち、DX を 推進 する際に 役立 つ 要素 があれば、教えてください。

尾原様 今のDXは デジタル の 世界 を変えるのではなく、 リアル の 世界 を変えていくものです。 リアル で 一番 の 存在 になっていれば、 海外 で 一緒 に インベンション に取り組むことが 本質的価値の計算方法 出来 る プレイヤー は 必然的 に増えていきます。 リアル の磨き込みは、 日本企業 の強い 部分 ですから、生かさない手はありません。

この リアル の 接点 を 深堀 りする “ 深化力 ”が、DXの 源泉 の一つです。すでに 海外 で行われていることでも、 日本風 に アレンジ して 高品質 で 実装 できるようにしておくことが 重要 です。ここにPoCは 不必要 でしょう。

――最後に、DX 推進に課題感を持っている経営者・DX 推進リーダーにメッセージをお願いします。

尾原様 日本 の 大企業 がやめるべきことは、 自分 で 発明 しようとしたり、 自分 本質的価値の計算方法 の 価値 から離れたところに 無理 やり何かをつくろうとしたりすることです。 コア ではないところで インベンション しようとせず、 リアル の 接点 を磨いて磨いて磨き込んで、どの 海外 プレイヤー とでも 自信 を持って 一緒 本質的価値の計算方法 に組むことが 出来 るという 領域 をつくりあげた上で、組んでいった方がいいでしょう。

日本 は 海外 よりもDXが遅れていることは否めません。しかし、そのぶん 海外 から 事例 を 大量 に集めて 利用 することができます。 リアル の 世界 でDXを起こすためには、 リアル の 接点 が 不可欠 です。そこを 強化 し、 海外 プレイヤー と組むことで、 価値 を 最大化 できます。私は、「DXに遅れている メリット を 享受 すること」が 今何 より求められることだと考えています。

「本質的価値」を英語に翻訳する

Rotork aims to be a 'great place to work', with strong core values in all of our business units and clear adherence to our published group ethics policies.

The symposium was held on the theme of "Education, Research and Innovation 本質的価値の計算方法 - The Universities' Mission between Academic Core Values and Societal Expectations", with approximately 150 attendees from Japan and Germany.

It underlines the credibility of MIDO in the world of architecture and reasserts the essential values which have established the 本質的価値の計算方法 brand's reputation: timeless design beyond fashion and passing trends, based on quality and technical innovation.

Middle-sized・・・neither very large nor 本質的価値の計算方法 very small(LONGMAN現代英英辞典より)(超大規模、もしくは超小規模を除く(本資産運用会社訳)) ミドルサイズのオフィスビルへの重点投資 2不動産の本質的価値-立地とビルスペック-の追求 本投資法人は不動産の本質的な価値の多くは立地とビルスペック(機能性・デザイン性等)に依拠するものと考えており、投資に当たってはテナントニーズの高い立地に所在するビルスペックの高い物件に厳選して投資します。

Middle-sized: neither very large nor very small(from LONGMAN dictionary of contemporary English) Investment Focusing on Middle-sized Office Buildings 2Pursuing essential values ("Location" and "Building Specification") 本質的価値の計算方法 of real estate One REIT believes that most of the essential values of real estate are dependent on "location" and "本質的価値の計算方法 building specification (functionality, design, etc.)" and will invest in carefully selected properties with high building specification situated at locations with high tenant needs.

Extrinsic value is calculated as the difference between an option's market price and its intrinsic value.

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